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恐怖の時間
ピエロが笑顔で「メンバーはどうします?」と聞いてきた。
俺がいす取りゲームをやるメンバーは、もちろん決まっていた。
顧問の霧島、副キャプテンの平石、二年エースの田所だ。
あいつらは部活で邪魔ばかりするし、馬鹿野郎だ死んで当たり前なのだから…。
俺は「決めたよ…あいつらに」と言ったのに対してピエロは満面の笑みをし頷いた。
グラウンドに四つの椅子と憎いあいつらが現れた。
あいつらは、まだ寝ぼけているようだ…。
さっそくピエロの説明を受けていたが状況が把握出来ていないようだ。
説明を聞き終わると俺の存在に気がつき俺を睨んできた。
「お前なんなんだよ、頭いかれてるだろ?!」と田所が言う。
俺は、それを無視しピエロにゲームを始めるように急かした。
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