恐怖の時間

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「わかりました」とピエロが言うと、椅子の前に立つよう四人に指示した。 四人全員が椅子の前に立つとピエロは指を「パチン」とならし聞いたことのない音楽が鳴った。 みんな椅子の周りをあるく三つある椅子、俺はなるべく良い武器をとるため耳をすませながら歩いた。 2分立っただろうか、まだ音楽が流れている…その時音楽がとまった。 「くそっ!」俺は座ることが出来なかった…。 心の中でみんなに睨まれていた事などを考えると音楽に完全には集中出来なかったからだ。 あいつらは、俺の事をざまぁみろという顔で見ている。 その後は顧問の霧島が3位、副キャプテンの平石が1位、二年エースの田所が2位だった。 ピエロがまた満面の笑みで「武器を支給します」と言った。 一人ずつ黒いバックを渡され中には時計と虫除けスプレーが入っていた。 「なかには、時計とそれぞれ違った武器が入っています、それを使用し4時まで殺し合ってください、4時までに勝負がつかない場合は学校を爆破します」とピエロがいった。 さすがにみんな驚いた。憎いあいつらも最後の一人になるまで殺し合わなきゃいけないからだ。 だがあいつらの性格だ相手が誰だろうと生きるために殺すだろう。 「では、学校へ向かいましょう」とピエロがいいみんな無言で学校へ向かった。
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