恐怖の時間

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ピエロについてくと小学校であろうか三階だての校舎であった。 校庭は小さめだが体育館がある。 ピエロは校舎に入るように言った。 校舎に入ると中はほとんど光がない。 ピエロは、全員に懐中電灯と校舎の地図を支給した。 「これからゲームを開始しますが、校舎内からは4時まで出ないで下さい出た場合は殺します、では今から5分与えますので好きな所にいってください」と言うと「忘れてました四人以外に敵は8名です敵は倒さなくてもOKですが全力でかかってくるので用心してください、では5分後開始です」というとピエロは外へでた。 みんなお互いに睨みあって別々の場所へ散った。 時計をみると1時20分になっていた。 俺は、なるべく分かりにくいところに行こうと地図を見て二階の理科室に行くことにした。 理科室は静かで誰もいなかった。 取りあえずここで様子を見ながら行動することにした。 時計をみると丁度5分がたっていた。 「ピンポンバンポーン」と放送が聞こえた。 そのまま聞くとピエロの声で「敵を投入しましたあと2時間15分がんばってください」と元気な声で言ってきた。 あの放送がなってから10分たったが誰もこない。俺は、武器の存在を忘れてたのに気づきバックからスプレーを出した。 「なにに使えばいいんだよ?」と苦笑いしたが、目の前にマッチがあるのをみて良いことを考えた、その時だった理科室のドアが開く音がゆっくり聞こえた。 暗くてよく見えないが体からして憎いあいつらではなかった。 おそらく敵だろう。 敵は、ハンドガンのようなものを片手にぶら下げて理科室の中を歩いている。 だんだんと敵が近づくのと同時に胸がバクバクする殺されちまう! 気づかれないように机の下に潜ろうとしたら頭を机にぶつけてしまい、敵がこっちに向かって走ってきた。 すっかりパニックになった俺は、敵の顔に虫除けスプレーをかけて理科室を飛び出た。 敵は、うずくまったまま動けなかった。
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