疾走

1/1
前へ
/133ページ
次へ

疾走

  ざわめき返すこの街で 人並みを掻き分けながら ひたすらに走っていた   分刻みに時を刻む時計に 合わせるかの様に…   人々は 何かに取り付かれたかの様に せわしなさそうに動いている   僕は何で走っているか 忘れてしまっていた   意味もなくただひたすら 走り続ける   夢の無いこの街で…
/133ページ

最初のコメントを投稿しよう!

63人が本棚に入れています
本棚に追加