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しかも残念なことに、ミケロはとくに漁師に嫌われていた。
勉強ばかりしていたミケロを、勉強をろくにさせてもらえなかった漁師たちはよく思っていなかったから。
「いや、ミケロ。俺があたってみるよ。良いやつがいる。」
良いやつというのはもちろんあいつだ。
『冒険』という言葉に反応するに違いない。
危険はあるが、もしかしたら大量の魚を島に持って帰れるかもしれないしな。
「ホントか?!パード、助かるよ」
「おう」
ミケロが困ってるならしょうがないよな。
「じゃあ私とイーピン、それにパードと漁師の誰か。とりあえずその4人は確定だな。他にも一緒に行ってくれるものはいるかな?」
ん?
「あたしはちょっと…」
「おれも…むり」
「…うん」
ていうか俺…?
「おらも行くだ!」
ゴンだ。
「冒険の旅に出るだ!どんな怖い目にあっても、おらの力でなんとかしてみせるだ!」
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