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「あぁ俺も行くよ…漁師はな。まだお前にしか声かけてないんだ」
「へ?言い出しっぺは漁師じゃないのか?」
「あぁ、言い出しっぺはミケロだ。乗組員は俺とミケロとイーピンとゴン、そしてチョンス!お前だ!!」
「ミケロさんかぁ…あの人なぜか漁師たちに嫌われてるよなぁ」
「そうなんだよなぁ…なぜかな。だからお前しかいないんだ。な、一緒に行こうぜ!」
「う~ん、おれはミケロさん嫌いじゃないからいいけど…大漁祭りするなら、漁師一人じゃキツいよなぁ」
「お、俺も釣るよ魚!ゴンも力持ちだし、結構釣れるだろ?」
「漁師なめてんじゃねぇか!?海はこわいんだぞ!」
「す、すまん」
チョンスが怒った。
お気楽ないいやつだけど、プライドを傷つけてしまったらしい…
「少し考えさせろ。すぐ出港ってわけじゃねんだろ?」
「あぁ。その…前向きに頼むよ!きっと楽しい旅になる」
チョンスは去って行った。
どうか前向きに考えて欲しい。…俺も前向きに考えるようにしよう…
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