エピソード2

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  そこに本当の彼の真実も 隠れている……。     彼は、この数々の悲劇へと いつも健気に立ち向かい 大抵は玉砕しているが笑っている   そう大抵はね?   けれど笑える事だけの人生など あるはずもなく それは彼も例外ではない。   彼の心にもまた、本当の 深淵がある事を知った時。   私を魅了して止まない もりテル作品の 『光と影』の訳を知った。    8月15日。彼がモバ登録して 初日記を書き ヒトナツノシロウサギを 書きはじめた2007年の夏……   モバを通し、彼と始まった友情は ヒトナツではオワラナイ 大切な友情と、なりました。   今年、社会へと巣立つ友へ   そして、この無器用な友と 同じ世代を生きる 今の君達へ   これからの人生に 幸多からんことを 心より祈って……。     【エピソード2】   《ヒトナツジャオワラナイ》   【完】  
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