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その日
私の封印された記憶は
涙とともに、鮮やかに蘇った。
―――――――――――
親の転勤で遠く離れて
しまったために
一番苦しんでいた時に
側に居てあげられなかった
大切な、大切な、私の幼友達
黄色から、赤へと点滅してゆく
君の心のシグナルに
私が書いた最後の手紙は
間に合わなかったね
あんなに約束したのに
あんなに笑っていたのに
君は……。
たったひとりでガマンして
たったひとりで苦しんで
たったひとりで逝ってしまった
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