エピソード3
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いつも精一杯に伸ばしていた 私の手が、永遠に届かない 高い高い空の上へ。 あの日。 己の幼さと無力さを、ただ呪った 心は、砕ける事もできず 涙は、凍りついたように 一滴も流れなかった。 あれから幾年月 悔やみきれない、あの日の想いは 断罪されない罪のように 重く深く心に張り付いたまま 静かに記憶の扉へと鍵を下ろし やがて私は、大人になった
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