僕とお兄ちゃん

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そんな優しいお兄ちゃんに 障害が、ある事を僕が知ったのは、 僕が3歳の頃だった。 お兄ちゃんは、言葉を話さない。 お兄ちゃんは、ひとりでは歩けない。 お兄ちゃんは、いつも笑ってた。 パパとママは、お兄ちゃんに障害がある事を知った時    泣いていた。 お兄ちゃんは、いつもの様に笑ってた。 僕も、お兄ちゃんと一緒に笑ってた。 僕が泣いていると、お兄ちゃんは、いつも一緒に泣いていた。 だから お兄ちゃんが泣かない様に、僕は笑った。
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