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今晩も彼と会った ただ一人の客が自分の常連になっただけで、それだけで私はこんなに嬉しいのか ある日、いつものように朝食を作ろうとした時に日帰りの夫が話しかけてきた 「お前、なんか最近楽しそうだな」 夫からは酒や煙草、色々な香水のニオイなどが放たれていた 「別に」 「誰か好きな人が出来たか…」 私はその言葉を聞いた途端、言い返せなくなった 「それは浮気っていうんだ。それが本当だったら慰謝料払わせて、この家から追い出してやるからな」 夫はそれを言い残し、立ち去ろうとした 「…私、あなただけを愛してるから」 夫はこの言葉が聞こえなかったようにそのまま外に出掛けた
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