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このまま、私を抱いて、私の最初で最後の願いだから
「椿…」
松永らしくない程の…優しい愛撫…
「っ……」
ごめんなさい…松永様…(涙)
「ぁ…」
「椿…」
…椿が生娘だからか…それとも…あの椿を重ねているからか…
「力を抜きなさい…」
「いっ…」
「くっ…」
「いたっ…痛い…」
「じきによくなる…」
なるわけがないよ…痛いよぉ…
「泣くな…椿…」
「…松…永…様…」
「すまない…」
「ひぁ?!あっ…っ…////」
「くっ…」
「いたっ…あっ…んっ…////」
椿は、たえた…この痛みは愛しい人からの痛みだと思えば…楽だと思ったからだ。
ポタッ
(?なに…水?)
「っ……」
(泣いてる…どうして…?椿が…貴方の愛した椿が死んだ事を…悔やんでいるの?)
水の正体は松永の涙だった…あれほどまでに愛した椿がいないと聞かされ彼は悔やんでいた…無理矢理にでも自分の物にしていれば良かったと。
「泣かないで…松永様…」「椿…」
椿は微笑ながら松永の涙を舌で舐めとる。
「椿…」
「…椿は松永様の…物です…」
「椿…椿…」
「っあ…んっ…くっ…」
椿はこの行為に堪えた、愛しい人からの行為だからだ。
椿は絶頂を迎えるとそのまま意識をとばした。
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