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はい、松永様の黒笑はホントに怖いです。
あの三好達が夢にまで見たと…。
椿はダッシュで逃げ出した。
「ふっ…椿は面白いな…」
椿が走った方をみる松永だした。
「はぁ…はぁ…はぁ…💧」
屋根の上で休憩する椿。
「あやや?あれは…半兵衛様だ!松永様に報告なの!」
トンと降り松永の元に向かう、その時、椿はある物を落とした。
まだ辣と呼ばれていた時に松永から持った櫛を落としたのだ。
「……これは…辣の…」
運悪くそれを松永に拾われた椿。
「…あの椿が辣なのか…」椿がここに降りたのを偶然みていた。
松永は櫛を眺めていた、
辣に渡した櫛は、この世に一つしかない、自分の母親の形見の櫛だからだ。それを椿が持っていた事に疑問が浮かび、しばらく椿を見張る事にした松永。
その頃の椿は櫛を落とした事も気づかずに主君である松永を捜していた。
「松永様ー、松永様ー!」「どうかしたのか?」
「松永様…竹中様が来られました」
にこやかに言う椿を松永はみていた。
「辣…」
「えっ?」
ビクッとなる椿を松永は見逃さなかった。
「松永」
「竹中か…」
「あっ…こんにちはです!」
タイミングよく竹中が現れ椿はホッとし、竹中に挨拶する
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