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「こんにちは…君は新しい忍かい?」
「は、はい…椿と言います」
ぺこりと自己紹介する。
「礼儀のいい忍だね…僕は竹中 半兵衛だよ」
「知ってるです…これでも忍なので色々と調べました♪」
にこやかに話す椿。
…椿はあれこれ色々と調べたのだ。
竹中の事、松永と竹中の関係を全て。
「行くぞ」
茶器のある部屋と向かう。
「……」
辣は松永からもらった部屋に行こうとするが、竹中に腕を掴まれた
「な、なんですか?」
腕を掴まれ驚ろいていた椿に竹中は微笑んでいた。
「一緒にどうだい?」
「い、いえ…私は…」
チラッと松永を見ると、あの時と同じ含笑をしていた。
何かを企んでいるか、楽しんでいる時の笑みだと椿は確信していた。
「椿も一緒に来なさい」
「は、はい…」
主に逆らってはいけない。
辣は、何も言わず、竹中と松永の後ろを歩いた。
「椿」
「はい?」
「…郷はいつもその格好か?」
その格好か…。
椿は、忍の為忍らしい服を着用している。
茶を飲むなら着物を着せたいようだ。
「え、えと…一応…着物があります…///」
「その着物を着て来なさい」
「は、はい💦」
椿は着替える為に部屋へと戻った。
「可愛い忍だね?」
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