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ケンジはカウンターの席に座り、コーヒーをひとつ注文した。
そしてレポート用紙とペンを取り出した。
レポート用紙には、“ダスティンホフマン”と書かれている。
ケンジは最初に書く曲のタイトルは、尊敬しているダスティンホフマンにすると決めていたのだ。
自分なりの等身大のラブソングを書くつもりだった。
そうして順調に詞を書いていると、ファミレスにひとりの女性がやってきた。よく見ると彼女は.....ユミだった。
「ユミ....」
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