24人が本棚に入れています
本棚に追加
「ケンジ....?」
彼女は3年前とまったく同じで、顔は白く黒髪でパーマをあてていた。ただどこか大人っぽさが出ている...。
ユミも成長したんだな、と思った。それと同時に、おれは成長したんだろうか..と思った。
ケンジは一瞬の間に彼女との思い出が走馬灯のように鮮明に、より鮮明に思い出された。
そして目から涙があふれだした。
「ケンジどうしたの?」
ユミはとても驚いた表情をしていたが、ケンジは涙でよくわからなかった。
「いや、ちょっとな..」
「大丈夫??とりあえず隣座るね。」
最初のコメントを投稿しよう!