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「へぇ-。ケンジ歌書いてるんだ。」
ユミはケンジの前に置いていた紙を見て言った。
「ダスティンホフマン...か。ケンジが尊敬してた人よね。ちょっとみして。」
そういってユミは紙を取ろうとしたが、ケンジはそれを止めた。この歌はユミについて書いた歌だったからだ。
「また今度、完成したら見せるよ。」
“また今度”ケンジは今度また会うことはないだろうと分かっていた。
今日の朝タケシからメールがきていて、ユミは結婚してアメリカに住むことをしっていたのだ。
「ケンジ...成長したね。」
「ユミも成長したよ。」
「いつかの約束..やっとはたせたね。。わたし..まだ...ケンジのこと....だから。」
「ぇ?なんて??最後らへん聞こえなかったよ。」
「ううん。なんでもない。」
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