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ユミとの別れは突然だった。
高3になりたてのある日、ユミの親が仕事で北海道に転勤することになったのだ。
それまでいい感じだったフタリだったが、遠距離だとお互い成長しないだろうという理由で別れることにした。
ユミが北海道に行ってしまう日、お互いは泣きながらこう約束した。
“またきっとどこかで会おう。その時はお互い成長した姿で笑顔でな”と。
ケンジはその日からユミが恋しくて寝れない日が続いた。。ユミのあの笑顔を思い出す度、泣いていた。
“もう会えない”と思うとますます悲しみと愛しさは募るばかりだった。
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