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やっと、学園に着いた。いつもの通学路が、今日は長く感じた。
「ありがとう!また会いましょう!」
と言って、クリスは、去って行った。
……職員室反対なのになぁ~。まぁいっか!
私は、教室に向かった。いつものように、バックを片付けて、本を読み始める…。
しばらくすると、朝のホームルームが始まった。
先生が教室に入って来て、
「今日は、転入生を紹介する!」
と、言った。
……もしかして?クリス?
「クリス君入って!」
先生が、クリスを呼ぶと、クリスが教室に入って来た。
「名前と、自己紹介してくれるかね?」
「ハイ!遠い国から来ました、クリス・ケビィンです!日本のこと全然分かりません…仲良くして下さい!よろしくお願いします!」
クリスがニコッと笑った。
パチパチ
クリスの自己紹介に、拍手が起こった。そのあと、クラスが、どよめいた。
「クリス君可愛いね!」
クラスの女子が言った。
「外人だよな?」
「どこから、来たんだろう?」
など、いろいろな声が上がった。
「静かに!」
先生が、怒鳴った。
「クリス君!あそこの、空いてる席に座って!」
と、先生が言った。
……私の…隣?
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