Sky Blue

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     僕が生きているだけで、二酸化炭素の排出量は増える。環境汚染を助長するだけの存在に、一体どんな価値があるのか。  自分に問い掛けてみても、その答えは返ってくるはずもない。だってきっと価値など、ない。  僕は、空っぽだ。  中身の無くなったコカ・コーラのように、またそれが風に吹かれてアスファルトを転がる乾いた音のように、空虚。  ついこの間まで握り締めていた夢も、所詮は絵に描いた紙ヒコーキ。忘れた訳じゃないが、飛ばす前にきっと根本を間違えているのだ。飛ばすことが出来ないなら、見ることしか出来ないくらいならもう捨ててしまいたかった。
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