無能

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  瞳と瞳がぶつかりあうって 危なっかしくて仕方ないよね だってだれもが白目で生きてる うわずった声に宛先ないし   汗ばかりなんとなくかいて 足ばかりなんとなく強張って 欲張りな世界が笑うって そんなソフトな言葉で閉めて     ふらふらするよ、からだも あたまも   ひとりにさせてよ こわいかおしないで すこしだけこぼして あいのことば あいのことば       眼下一億mから飛んだ君は まだまだまだまだ水面下だし   呼吸なんてしずらくて 首を締めながら泣いてますよ
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