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その日からしばらくして、そのギター弾きは王様に呼ばれ、再びお城にやってきました。
王様は言いました。
「このギター弾きの曲は私のお気に入りだ。この音色にあわせて、私の自慢の人形を踊らせてみようじゃあないか」
そこで、お人形は桐の箱から出され、舞台に立たされました。場所はギター弾きの隣でした。
ギター弾きは物言わぬお人形に向かい、こう言いました。
「さあ、一緒に楽しもう」
お人形は嬉しくなりました。
お人形は、いつもより華麗に踊り、見ていたものをとりこにしていきました。
ギター弾きもまた、いつもより張り切ってギターを掻き鳴らしました。
その日の宴はおおいに盛り上がり、王様はとても満足しました。
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