4人が本棚に入れています
本棚に追加
彼女は彼に怒ったように言った。
「私は、木の下の桜じゃない!!紀野下沙來羅!!」
そんな時、彼はふと思い出す。
-名前でその人の事が分かるはずないのに…。-
名前は生まれた時に親から貰った贈り物…。
それをバカにするなんて僕は何て幼稚なんだ…。
と彼は深く思い、反省した。
『…ごめん…本当にゴメン…』
そして彼は悪いと思って彼女に謝った。
「別に良いよ♪ところであなたの名前は?」
彼女は笑顔で許してくれた。
そんな彼女を見て、彼も自然と笑顔になる。
『…如月明日架…!』
その時から、僕達の時間(とき)は始まっていた。
最初のコメントを投稿しよう!