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………そうだ
みんな自分の使い魔が出来て見せあっているから俺なんて見てない筈だ
キム
「落ちこぼれの召喚を見て下さ~い。見逃した人ようにビデオはハイビジョンで撮影しまーす。1本2400セルでーす」
トーマ
「キムーーーー!!なーにをやってる!!……………利益の半分は俺な」
やはり貰うもんは貰わないと
ジザ
「下らない事やってないでさっさと始めろ」
トーマ
「すんませんした。 では 我、契約を望む者。我、汝と供に歩む者。汝、我が呼び掛けに応えるならば我が魔石に宿りこの世に現れよ。」
魔石が怪しく光る
魔界にいる俺と最も相性の良い使い魔が現れる
そこまで期待はしてないがある程度は強いのが欲しい
ちらりとキムの方を見たらキムの使い魔はエルフの女性だった
くそぅ、美人じゃんか
俺もエルフが欲しい
光が弱まってきた
俺の使い魔が徐々にその姿を現す
---引き裂く爪
---かみ砕く顎
---今も羽ばたく翼
---翡翠色の鬣(タテガミ)
---全身に張り付く灰銀の鱗
戦闘力では武神の次に値する竜が俺の使い魔だった
キム
「ちっさ……」
そう……その小ささを除いて……
大きさは……普通の猫よりちょっと小さい位
トーマ
「お前、戦える?」
ジークやベルさんの時に疑問に思ったかもしれないが使い魔は召喚される時に人語を解せるようになる
竜
「無理だな。俺はこれでも成竜のなりかけだが今だにちびだ。力も弱い」
トーマ
「どんくらい?」
竜
「ブレスは良い感じに目玉焼きが焼ける位の火力」
トーマ
「…………終わった…」
竜
「どうせお前も落ちこぼれなんだろ?仲良くしようぜ? 俺はマツギだ」
トーマ
「ぇぐ、トーマ=ノルシュタインだ」
マツギ
「今後ともよろしくな。俺は非力な分、魔界で生き残る為に知識を身につけたからわかんない事あったら俺に聞けよ」
ちっこい癖に喋り方が馴れ馴れしい………
ジザ
「そんじゃみんな終えたから解散」
こうして、俺とマツギとの学園生活はスタートを迎えた
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