落ちこぼれが落ちこぼれを召喚

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とある朝の情景だ。 朝飯を食いながら愚痴っているがすまない。 トーマ 「死にてぇ、こんな落ちこぼれの俺は死んでしまったほうが家族の為になるんじゃなかろうか………どう思う?母さん」 母 「馬鹿言わないの!!母さんと父さんはトーマが元気でいてくれさえいればいいの」 素直に嬉しい母さんの言葉。 しかし魔法省に勤める程の父さんがいるのに何故俺は落ちこぼれなのだろう? 母さんも魔法適正は67。 父さんに到っては110だ。 こんなに素晴らしい家系にいながら何故俺の魔法適正は1なのだ。 母 「トーマ?早くしないと学園に間に合わなくなるよ?」 トーマ 「母さん、学園は明日から。今日は寮に戻るだけだから早くなくても大丈夫だよ」 俺が通う魔法学園はまあ、普通のレベルの学園だ。 魔法適正1でも筆記で必死こいて勉強して入学した。 全寮制の学園で卒業後、軍人や魔法省に勤める奴も少なくない。 俺としては頭を少しでも良くしようと入った学園。 母 「けどジーク君が今日は早くに出発するからトーマをよろしくって言ってたよ?」 トーマ 「あの学年首席が!!」 母 「そんな事言わないの!ジーク君はトーマの友達でしょ?」 わかっていますよ母上様。 あいつが良い奴だとも理解してますとも。
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