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学園の大きさは大体、町一つ分の大きさだと思えばいい。
魔法を学ぶには必要な物が多く、学園の敷地内に沢山の店が存在し、その他に寮、闘戯場等が存在するから必然的に魔法学園は大きい。
基本的には他の学園もそんな大きさ。
あ、普通に魔法習わない学園なんて存在しないぞ。
ジーク
「…………しかし欝陶しいな」
トーマ
「俺はお前が羨ましいよ」
ジークに降り注ぐ沢山の視線(主に女の)
ジーク
「…………実力で騒がれるのはいいが、ただ学園の通りを歩くだけで騒がれるのは好かん」
俺は慰めの視線以外を受けてみたいよ。
あの子魔法適正1なんだって、可哀相よね。
そんな慰めの視線はいらない。
ジークは美男子だ。
それを自覚しているが誰かと付き合ったという話しは聞かない。
それでも嫌味にならないのはこいつが良い奴で実力も威厳も備えているからだろう。
ジーク
「…………しかし今年で17歳になったから召喚獣と本格的な魔法学が出来るな」
トーマ
「召喚獣は俺の助けになってくれるだろうが魔法学は基礎だけでいいよ……」
魔法学やるとマジで自分が魔法適正1だと自覚させられるから…………
ジーク
「…………そう言うな、分からなかったら教えてやる」
トーマ
「ありがとう……けどお前は魔法適正も250だし魔法属性は赤、青、黄、白なんて4属性持っているじゃないか……俺なんて不明だぞ」
ジーク
「…………それは嫌味か?」
トーマ
「違う!! 妬みだ!! 不明と言われているが実質無しな落ちこぼれのな!!」
ジークは4属性なんぞ持っている。
普通は2つ。
稀に3つ持って生まれる人がいるが4つなんて珍しい、というか皆無だ。
ジーク
「…………そんなの、生まれた時からだからどうしようもないだろう」
トーマ
「うわぁーん、ジークが虐めるー」
うろたえるジーク。
こいゆうとこで非道というか冷酷に無視出来ないからジークは良い奴なのだ。
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