小隊長殿!暴毒の英霊術士ですその2

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「それなら特殊じゃない 普通の魔法で。」 「だから無理なのさ、 だってそれを使う条件が 『この魔法以外を使用しない』 だから。 ちなみに昼間に使えるのは 防御か移動の魔法だけさ。」 「………なら こういうのはどうです?」 ワーツインは ペンキ人間との間合いを 維持しながら 自分の考えを告げる 「んー……それなら 倒せるかも知れないさ、 そういう道具なら 幾つかあるし。 でもやっぱり 商品に手を付けるのは 気が進まないさ。」 「命あってのものだねでしょう 言った通りに隙を作りますから トドメは任せますよ。」 ベチャッ、 背後から聞こえた水音に 振り返えれば そこにあったのは青い液体 「フヒッフヒッフヒ…、 鬼ごっこはおしまいだ。」 どうやら手の液体を 真上に投げて 二人の背後に落としたらしい 飛び越えられない事もないが 迂濶に背中を晒せば そこを狙われてしまう
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