小隊長殿! 作戦会議です

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  「嫌われてるねぇ…。」 苦笑しながら 何やら手を擦り合わせると グェンデル曹長の元へ 近づいて行く 「曹長、私としては、 名前は本人の口から 聞きたいのだ。」 「…黙れ、 とっととお家に帰りな! はなたれ小僧が。」 いかにも前線で 戦ってますと 言うかの様に顔中傷だらけの グェンデル曹長は、 エリクソンを睨みつけながら 唾を吐く 痰よりはマシと言うべきか 吐かれた唾はしわくちゃな エリクソンの軍服の首襟に当たり 汚ならしい染みが 広がっていく 「曹長、やり過ぎです!」 「新米の小僧が 口を出すな!」 ワーツインの抗議も 無視してグェンデルは、 エリクソンの胸ぐらを 掴み上げた。 「いいか良く聞け、 ここは中央から 遠足気分で来た士官には 生き残れない 地獄の入り口なんだよ。 単に上官だからと言って リーダー面するんじゃねぇ!」 捕まれた衣服ごと エリクソンの足が床から離れ あまりの怒号に空気が ビリビリと震えるほどの 凄まじい剣幕だが 「…グェンデル曹長 ケンカを売るなら 相手を良く見る事だ。」 絞め上げられていても 全く動じていなかった エリクソンのその右手に メラメラと燃え盛る 火球が一つ
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