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共和国陸軍（長いので省略）
マトン・ラードの
各小隊には、
それぞれ役割がある
第一小隊は、
重装備での基地警護
第二小隊は、
魔術を使っての
後方支援や
広範囲に渡る索敵
第三小隊は、
敵部隊や基地への
一撃離脱による
強襲をそれぞれ得意と
している
エリクソン率いる
第四小隊の任務は、
基地全体への広域支援
進軍時の先鋒から
偵察・補給・負傷者の回収
撤退時の殿まで
その行動範囲は、幅広い
今から行う偵察任務は、
第四小隊の主な
活動の一つだった。
時刻は、昼過ぎ。
エリクソンからの召集を受け
グェンデルが集めた
九名の隊員が
のんびりと隊長の到着を
待っている。
そんな中一人だけ
きつい表情で
隊長を待っている男が居た
アンバラック伍長は、
不精髭を生やし
長い髪の毛を
細い三つ編みでまとめ
止めにピンクの花柄
可愛らしい小さな
レース付きのリボンで
縛っている
ちょっと変わった
髪型をしていた。
緑色の軍服に
ピンクのリボンが
強烈な対比を
かもし出しているが
見た目を裏切り
少女趣味な部分のある
伍長の性格を
知っている小隊の人間は
気にも止めない。
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