小隊長殿!偵察任務です

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伍長の趣味を 知らない人間は、 大抵その姿を見て 退け反るのだが 「なかなか奇抜な 髪型だね、伍長。」 エリクソン少尉は、 そのピンクリボン付き 三つ編みヘアー (マッチョなヒゲ親父装備)を 奇抜の一言で 済ませてしまった 「…そう言ったのは、 あなたが初めてだ。」 「誉め言葉として 受け取っておくよ。」 奇抜なヘアー発言で 注目が集まった所で おはようと にこやかに挨拶する。 「昨日会った者も居るが まずは挨拶からだ 私は、エリクソン・ マクスウェル。 今回君たち第四小隊の 指揮を任された者だ。」 とりあえず名前を 教えてくれとの エリクソンの言葉を受け 何人かの隊員が 名前と階級を 紹介し始める。 それが終わるのを待って アンバラック伍長が 少尉の前に進み出た 「少尉さん、 ちょいといいかな。」 脇に抱えていた 二本の木刀の内の一本を エリクソンに 投げて寄越し自分も木刀を携える。
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