小隊長殿!偵察任務です

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「あんたが 偉そうにふんぞり反って ばっかりの馬鹿共と 違うってのは、 昨日の一見でわかった。 だが俺達にも 俺達の流儀って物がある。」 木刀を構え 鋭い眼光を宿すアンバラック 「俺達は、 自分より弱い…、 戦地で足手まといに なるような指揮官を認めない 最低で俺達と同等か それ以上の実力がなければ 安心して自分の命を 預けられない。」 風に揺れるリボンが 今は、凶暴な獣の 尻尾の様に見える。 「勝てとは、言わない。だが 善戦できるだけの 実力がなければ 俺は、お前に従わん。」 ソレを取れと 実力を示せと アンバラックが迫る 「…さてと、 私は、頭脳労働が 専門なんだが…。」 そうは、言いつつも 木刀を握り アンバラックと 対峙するエリクソン 「一つ確認しておきたい。 勝つ必要は、なくて 実力を見せれば いいんだな?」 頷くアンバラックに わかったと返事をして 両者は、適当な 間合いを取って 向き合った。
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