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放課後、部活にも入っていない僕は、そそくさと家に帰ろうと靴箱まで来ていたが、忘れ物に気付いて教室に戻った。
「最悪だなぁー…」
ガラガラガラー…
「おっ!輝羽クンじゃん」
教室に入った瞬間、軽快な声が聞こえた。
「っ!?」
誰もいないと思っていた僕は、かなりびっくりして思わず身をひいた。教室にはクラスメイトの男子が三人いた。
「あははっ…そんなに驚かないでよ。
にしてもさ、本当…裏で騒がれてる訳だよね」
今日友達が言っていた事と似たような事を言ってる…大体『裏』って何?
なんか怪しくない…?
僕の方に近付いてきた一人は、まだドアの前に立っていた僕の手を引っ張って中に入れさせると、ドアの鍵をしめた。
同じに後ろにいたもう一人が後ろのドアの鍵をしめたようだった。
何で鍵なんか…?
ドサっ…
戸惑っていたらいきなり押し倒された。
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