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教室に世恭さんと二人残された…。
気まずい…
「あの…助け」
「大丈夫か?」
僕の言葉が、さっきの殺気に満ちた声ではなく、クールな…涼しい声に遮られた。
「あ…はい。襲われる前に世恭さんが助けてくれたので…」
僕は恥ずかしすぎて、きっと顔は真っ赤だと思う。だって触らなくても熱いって分かる。
「そうか…。」
あれ…何で?今顔逸らされた…。僕何かしたかなぁ…。
「服を…」
え?
えぇっ!!??
ぼっ…僕もしかしてずっと脱がされたままで…!?
恥かしっ…!!
「すみませんっ!」
それだけ言って、世恭さんの反対を向いて急いで乱れた服装を整えた。
整え終えた僕は、お礼を言って教室から出ようとしたー…けど
「待て」
呼び止められた。
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