君は誰…?

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教室に入ってきたのは髪を金髪に染めた明るそうな人と、背が少し低い、可愛いくおとなしい感じの男子二人だった。 …申し訳ないが二人共知らない。 金髪の明るい人は僕を見て驚く。 「ちょっ…目、赤いよ!!泣いたの!?」 どっ…どうしよう…確かにそうなんたけど… 「うっせーんだよ黙れ馬鹿」 は…? 今誰がなんて…? 聞き間違いだと思いたかったけど、今さっきの言葉はもう一人の可愛い子だった。 「相変わらず口キツいね…」 金髪の人はその子を見て苦笑する。 「だって本当にお前五月蠅し。そんな事いきなり言って彼がびっくりするとかはさ、その小さい頭脳でも分かるんじゃない?」 ー…凄い…。あの小さく可愛いらしい口から…。 僕は人は見掛けによらないという言葉を理解した。 「お前なぁ…!!」 金髪の人は今にもその子に飛び掛かりそうだった。
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