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「二人共これ以上騒ぐようなら…潰すよ?」
…世恭さんの方がもっと恐かった…。
僕は二人が静かになったのを見計らって聞いてみた。
「あの…お二人は…」
金髪の人が驚く。
「もしかして俺らの事知らないの!?」
背の低い子も、世恭さんも何も言わないけど、驚いた顔をしていた。
もしかして僕って非常識…?
「仕方ないか…『裏』の意味も知らなかったしな」
世恭さんは一息つくと二人を紹介してくれた。
「金髪でやかましいのが硫飛<リュウト>で、見掛けによらず毒舌なのが悠季<ユウキ> だ。二人共結構行事ごとに顔をだしているから…つまり『表』では凄い有名なんだが…」
へ…へぇ…
まっったく知りませんでした。
「わぁ…僕達の事知らない生徒いたんだ…なんかちょっと傷ついたー」
えぇっ?!
嘘、僕がしらなかったから?!
「す…すみませ」
むごっ
!?
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