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ぐいっ
肩をいきなり掴まれて、後ろを振り向かされた。
「輝羽っ!?」
「世恭…さん?」
わわ!!びっくりした…!
「何故…泣いている?」
優しく涙を拭われる。
何故…?それは朝お兄ちゃんに…
思い出すだけで寒気と嗚咽感がひろがる。
ごめんなさい世恭さん、これは誰にも言えない…。
「なにもありません!!
…ごめんなさい、失礼します!!」
肩に置かれた手を振り落とし、走って去ろうとしたー…けど、
ギュッ
抱きしめられた
「何もない訳がないだろう!!!」
すごく、怒ってるー
僕のために?
どうして?
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