第一章【一冊の本】
5/5
読書設定
目次
前へ
/
78ページ
次へ
【ガサッ】 不意の物音に克巳はとっさに本を隠し、後ろを振り返る。しかし彼の後ろには、いつもの静けさが広がっているだけだった。それは不気味な静けさだったが、克巳は不思議と温かい何かに包まれたような気がした。 しばらくして克巳はゆっくり家の方へと歩きだす。片手に【モノ】を持ちながら‥。 眩しいくらいの夕焼けが克巳を照らしていた。克巳の心に生じた【何か】は今まさに、彼の現実に牙を向こうとしていた。
/
78ページ
最初のコメントを投稿しよう!
119人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
1(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!