第六章【男女】

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第六章【男女】

『ここは‥どこだ?』 そこには克巳が見慣れない光景が広がっていた。 薄暗く閉ざされた空間。部屋の広さは畳十畳分くらいはあるだろうか? 克巳は目をこすり、部屋の中をもう一度よく見渡す。すると克巳から二メートル程離れたところに、巨大な袋があるのを彼は見つけた。 足音を忍ばせるようにして袋に近付く。克巳は袋の前に立つと、しばらく袋をじっと見つめた。そして、ゴクリと唾を飲み込むと、袋の紐を解いていく。克巳が紐を解いていくと袋の中の様子が少しずつわかってきた。
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