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そう言った途端にあにゅーの顔が急に赤くなる。ちょっとおいおいなんなんだ?
「だから……今日はクリスマスでしょ?」
それはさっき聞いた。
「っ……だからね……暇そうだからあんたに付き合ってやろうと思ったのよ!」
そうですか……しかし、何でまた俺と?
「あ……あんた、ほら彼女いないでしょ?寂しいかなーってさ!」
そりゃお前も同じだろうが。
「そ……そうだけど……はくしょん!」
あにゅーが豪快なくしゃみをした。
おいおい。
「ずず……っ。ふおえ……はぐう……」
このままだとくしゃみ2回めが来そうなので取り合えず俺はあにゅーを家の中に入れた。
「おじゃましますう……」
雪……今夜は積もりそうだな。
俺はマグカップを持ってあにゅーと向かえの席についた。あにゅーにお客様用のマグカップを手渡す。あにゅーは熱そうにマグカップの端を両手指で挟んだ。
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