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といいながら噴出しているあたりがまた俺の憤慨を誘う。
「あのなあ……」
「はいはい。いいですいいです。ははは」
そういいながらまた袋の中から何かを取り出した。
今度は何だよ。
「はいっ次はこれ!」
……ん?これは何だ。
「ゲームでしょ!ゲーム!しようよ」
さっそくあにゅーはそのゲームを広げる。
「ちょっと待てえ!」
そういうのも虚しく、俺はあにゅーにゲームの世界へと引きずり込まれていった。
「あー楽しかった!さいこーっ」
あにゅーがすっかり遊び疲れた全身をグッと引き伸ばしながら叫んだ。子どもがたくさん遊んで満足したのと似ていた。
「はいはい、楽しい様で何よりですよ」
逆にクタクタになった俺は両腕を体の後ろの床に付けてため息をはいた。
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