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「ああ」
出て行こうとするあにゅーだったが、ふと何かを思い出して振り返った。
「ああ忘れていたわ。クリスマスプレゼントをあげるわね。はい、これ」
「……はあ」
例の袋の中から小さな小包を取り出した。クリスマスプレゼントって……あにゅーがサンタクロースなんて信じているなんて初めて聞いたぞ?一体なんだ?
「中身は開けてからのお楽しみよ!……じゃあね」
そう言いながらあにゅーは踵を返す。
「あ……」
ドアが閉まりかけたその瞬間、
「ちょっと待てよ」
俺はあにゅーの肩を掴んで止めていた。
「な……何?」
いきなりで驚いたあにゅーは眼をぱちくりさせている。
「あー……ちょっと待ってろ」
俺は家の中へ戻った。
「はいこれ」
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