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姫のあとを追うように私も廊下に出る、やっぱり姫は玄関に向かっていた、家を出るのだろう 靴を履こうとしているのを眺めながら声をかける 「姫~、変なおじさんに付いて行ったらダメよ~?」 「わかってるよ~」 するとダイニングから明姉が顔をだし 「姫~、変な人はダメだけどかっこいいお兄さんはちゃんと家まで連れてくるのよ~?」 「は~ぃ」 おぃおぃ… 「行ってきま~す」 「行ってらっしゃい」 「行てらしゃ~い」 ガチャ、バタンッ さ~てと、私も準備しなくっちゃ 鞄を取りに部屋へ戻ろうと階段を登り始めると… ガチャン 「お姉ちゃん!」 姫が帰ってきた 「あら、おかえり早かったね」 「えっと多分だけど…家の前にお姉ちゃんの友達が居るよ?」 「ふぇ?」 我ながら変な声を出してしまったと思う、でも朝迎えに来るような友達に心あたりがないのだから仕方がない 「うん、それだけだから」 バタンッ 誰かはわからないけど待たせるのも悪いだろう 急いで部屋へ戻り鞄を持って玄関へ 「いてきま~」 明姉はもう洗い物に取り掛かってるようだったので返事を待たずにそのまま外へ出た
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