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「おはようございます」
げっ、この子の事すっかり忘れてた…
「お、おはよ…」
「どうしようか迷ったのですけれど、月菜さんの事お迎えしに来る事にしました」
「そ、そうなんだぁ…」
「それで先程インターホンを押そうとしましたら、どなたか出ていらしたので月菜さんをお呼びしていただいたというわけです」
なるほど…
「先程の方は妹さんですよね、愛らしくて可愛いらしい子でした、流石月菜さんの妹さんです」
まぁ、姫は可愛いからね
「つい食べ…いえ何でもありません」
「姫はダメ~~~!」
「姫ちゃんて言うんですね覚えておきます(笑)」
この子は天海真理さん
名簿で私の次な子だから仲良くなれたんだけど、ちょっと仲良くなりすぎちゃったかも…
「うふふ、作戦成功ですね」
「そうだよ一緒に行きたいとは言ってたけどダメだったんじゃなかったの?」
「そこは愛の力です」
愛って…
「ちょっと待っていてください」
そう言って真理さんは遠くに止まっている車のあたりまで駆けていく
そういうことか…
真理さんは車で通っているから車をその辺に停めさせていたらしい
登下校の間も気を緩めなくなっちゃったなぁ
とほほ…
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