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黄色いリボンのその人が答える 「な、何の事かしら?」 「とぼけないで下さい、私たちのことつけてたじゃないですか」 「私はたまたまここを通りかかっただけよ」 「じゃあどうしてここを通っていたんです?」 「自分の教室に…」 「2年の教室はこちらからだと遠回りのはずです、駆け足だったのに不自然ですよね」 「それは…」 「用があるなら声をかけてくれれば私だって…」 タッタッタッ 話している途中で先輩が逃げ出した 「あ、ちょっと!」 もう、なんなのよ~ と思いつつ先輩を見送り自分の教室に向かう事にする 本当に用があるならもう一度私の前に現れるはずだ ガヤガヤガヤ 「おはよー」 シーン… 私が中に入ると教室が静まり返ってしまった 私なんかしたっけ? 「月菜さん!大丈夫でしたか?」 「うん、真理さんは?」 「私も大丈夫です」 「そっか良かった」 話をしながら鞄の中から教材を机の中に… パラッ 「ん?」 キャーキャー 後ろの方が騒がしい 「月菜さん、それって…」 清潔感があると言えば聞こえは良いが可愛いげのない真っ白な便箋が机の中に入っていた
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