第1話 夏休みの計画

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良く晴れた日のことだった。 今の時期はもう夏本番。周りを見ても冬服を着てるバカはいない………当たり前か……。 俺の名前は、秋空 駆。 駆って書いて“カケル”と読む。 改めて考えると、変な名前だな。 それはともかく、今俺は都立の中学2年生で、もうすぐ夏休みなのだ!! 何しようかなぁ~ …何も無いな~…… と、言うわけで! もうすぐ退屈な日々が始まる訳です。 …嫌だな。 ため息を吐きながら、俺は今、下校している。明日は…何とか式だったけな? まぁ、夏休み前日の校長先生の長ーい話がある、めんどくさい儀式があるのだ。 「夏休み…何しようかな。」 俺はトボトボ歩いて、暑い日差しに負けないように、家に帰った。 ちなみに俺は部活はしておらず、いわゆる帰宅部ライフを送っている。 自分で言うのもなんだが、運動も成績も結構そこそこ良い。 後は、先生が言うには 「そそっかしいところと、あまつさえそのおかしな寝癖を治せば、良いよね。」 良いよねってなんだよ!?と客観的な先生にツッコみたい俺は、部活に入らず、帰宅部になることを決意した。 …え?理由になってない?
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