第3話 真っ赤な小手

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結局、俺はその赤い小手を持って自分の部屋にいる。 じいちゃんに聞いても、 「そんな小手、わしは知らん!!お前にくれてやるわい!!」 と、言われた。寝ているところを邪魔してごめんよじいちゃん。 そんで、晩飯食べて、風呂入って、自分の部屋で赤い小手を前に座った。 「ひょっとして………すごいお宝かも。」 俺は、小手を持ち今に至るわけだ。 なんか、甲の所に文字みたいなのが彫られている。 「文字か?これ。 ………いや、絵にも見えるな。」 何回か読もうとしたが、ダメだった。考古学者なら解るかもしれない。 それにしても…重いな~。何㎏あるんだ? ざっと、3㎏はあるな…。 色も不思議なくらい赤いよな。太陽みたいだ。 目がくらくらする。 そんな感じで俺は、小手を考察していた。古い感じがする。それが第一印象だった。 考察にもそろそろ飽きてきた。…そうだ!夏休みの計画でも立てることにしよう。 まずは…海だな。 女の子と行きたいな~。 義人と野郎二人で行ってもつまらんからのう。  
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