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結局、僕らは小屋で遊んだり、山でかくれんぼしたりして遊んだ。
へとへとになるまで、走り回った。
3時半になると悠が、
「帰るね。」
と、言ったので、僕らは別れた。
今日は日曜日。僕の父ちゃんもいるはずだよな。
夜、父ちゃんと悠の家に行こう。
…そして蟹を、へへへ。
そんなことを考えてる内に、僕はだんだんと眠くなって来た。
あまりにも眠いので、秘密基地の小屋の中で寝てしまった…
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カラスが鳴いた。
僕は小屋の中で寝そべり、気持ち良く眠ってたに違いない。
だけど、小屋の中は寒く、僕は、欠伸をして、ゆっくり体を起こした。
「寒っ!…今、何時だ?」
僕は、小屋の中に置いてある時計を見た。
時間に困らないように、小屋に時計を置いたのだ。
「んと…5時…長い針が12だから…ってマジ!?」
しまった!
門限ぴったりの時間に起きてしまった!
僕はすぐに小屋を飛び出し、山を駆け下った。
「母ちゃんに叱られる!」
門限に遅れると、正座30分。暇な上に、足がかなりしびれるのだ。
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