プロローグ

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俺は今牢獄にいる。 ここには窓がなく、小さなドアがたったひとつあるだけ。 俺は三年間…、外の景色を見ていない。 三年前に俺がいつも見ていた空…。 三年後の今ではいつも見ていた空さえも変わっているのだろうか? だがその空がどうなっているのかさえ、今では確かめる事もできない…。 なぜなら俺は『死刑』が宣告されたから…。 俺はいつ死刑が執行されるのだろう…。 ドンドンッ! 鉄製のドアが二度…、ノックされる。 これは死の宣告。 ついに来たのか…。 俺の死刑が執行される時が…。
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