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「あとそれから安藤辰彦の遺品です。」
福村は俺に向かって、俺が三年前に持っていた物を差し出した。
俺は死んだ事になるのだから遺品か…。
何か悲しいな…。
俺は自分の遺品を見ているとあることを思い出した。
「俺を連れて行く前に、行きたい場所があるんだけど…、いいか?」
「いいでしょう…、ですが時間が無いので早く行きましょう。」
俺は刑務所を後にする…。
安藤辰彦と言う存在を犠牲にして…。
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