1 捻挫と白衣と前髪と

10/13
前へ
/118ページ
次へ
「あの…私10歳だったら高校に入学できないですけど……」 私がそういったことは完璧に無視をされて、ブツブツと呪文のように言葉を発する先生 「やばい……学校にこんな人がいたなんて……ブツブツ」 そんな言葉が何度か聞こえた そして私は先生に持ち上げられて あの事務室や職員室によくある 背もたれに体重をかけるとキィキィと音がする クルクル回るイスに座らされた 先生は私の足下にゴミ箱を置き 机の上のペン立てからハサミを取り出した 「ちょっ!先生!何するんですか!やめてください!」 私は逃げようと立ち上がろうとするも足に激痛が走りまたイスに座る やばい…私殺される!
/118ページ

最初のコメントを投稿しよう!

75人が本棚に入れています
本棚に追加